【現役美容師目線】デジタルパーマの特徴と施術工程のまとめ【ケミカル】

デジタルパーマのまとめブログ

 

大きめカールの王道パーマ、デジタルパーマについての改めて2019年版のまとめ解説ブログ書いていこうと思います。

読んで欲しい方

・デジタルパーマを導入しようか迷っている美容師さん

・実際施術しているけど見様見真似で詳しいことはちょっと・・

最新の情報を踏まえそんな疑問にお答えしたいと思います。

ケミカル初級〜中級者向けの記事です。

このブログを読むだけでデジタルパーマの技術向上に役に立つように書いていきます。

【1】デジタルパーマの施術工程

1剤

他のパーマと違って、クリーム剤を使った施術になります。

そのため他のパーマとはこんな違いがあります

・部分的に薬剤を塗りかけるができる

 

・クリーム剤なので薬剤浸透が緩やか

 

・薬剤塗布に時間がかかる

 

・カールテストができない(軟化テスト)

いい面も悪い面もあります。

詳しくは、デジタルパーマのメリット / デメリットで解説していきます。

放置

15〜20分くらいが平均だと思います。

上記でカールテストができないと書きましたが、1剤塗布後に11mmの通常ロッドを1〜2本(かかりずらいところ / かかりやすいところ)中間巻きスパイラルで巻いておきリンス前5分前にチェックすることで軟化具合をおおよそ把握できるようになります。

MEMO

この軟化テストを行う場合は、何回かの実践をもとに11mmのスパイラル具合で自分の基準を決めることが大切です。

 

中間水洗

適切タイムを放置したら、中間水洗ですがここでの注意点は毛髪がとてもデリケートな状態でむき出しになっているということです。

あらばでのコーミングを厳守しましょう。

縮毛矯正にも言えることですが、水洗する水のpHも気にした方がいいと思います。

デリケートな髪の場合は、流す前にシャンプーボールに水をためて薬剤をカラーの乳化のように流すと薬剤とシャンプーボールに溜めた水が混ざりあって薬剤のpHに少し近ずくと考えられるので、急激なpH移動を防げるという小ワザを使うといいと思います。

中間リンスは、

・ノーテンション

 

・pHの急激な変動

に気をつけましょう。

 

ロッドオン

いつもの自分の基準というのがあるいいと思いますが、デジタルパーマの場合最後まで仕上がりがわからないのは美容師にとって心配なところですよね。

かかっているか?かかりすぎているか?

そんな悩みに役に立つのが、上記中間水洗の記事で紹介したの11mmのテストカールです。

これでスパイラルにカールがついていなければ、軟化不足なのでこのあとクリープ、選定するロッドを細くして頑張ってもパーマがかかる確率は極めて低いと考えることができます。

逆に11mmの形状がしっかりすぎるくらい出ている場合、ロッドの選定をいつもより太くしたり、 クリープ時間を短くしないとカールが強くなりそうだなと予想がつくようになります。

デジタルパーマの仕上がりの場合、ナチュラルに乾かすか、スタイラーで乾かさない限りロッドの構成はそこまで大きく影響しないと考えていいと思います。

なぜならお客様が自分で髪の毛をネジって乾かすのがデジタルパーマの乾かし方のスタンダードだからです。

なのでデジタルパーマのロッドオンで大切なのは、デジタルパーマのカールの積み重なりをイメージしたカット、段差の入れ方です。あとはそれにそったセクション取りとブロッキングと均一な毛束でスライスを取ることです。

クリープ

巻き終わったらいざ加温していくわけですが、ここで迷うのが温度タイム。

最近のデジ機であれば、温度もタイムもいじれるはずです。

あくまでも個人的見解ですが、このクリープで高温にする必要はないと思います。

【クリープ】

温度:40〜50度

タイム:7〜12分

長くタイムをおく場合は低温にしますが、僕はデジタルパーマのクリープの基準をこの範囲に置いています。

温度よりタイム管理の方におもきを置いています。

ある程度の温度に達したら、低温でもクリープに必要な交換反応は起こると思うからです。

参考記事»【威力絶大】クリープパーマの「クリープ」とは??その偉大さを知ればパーマがかからない失敗を減らせる。

長く熱を与えることに抵抗のある美容師さんも多いと思いますが1剤のアルカリ度の調節が施術する髪の毛の最低ラインで設定できていて、揮発性のアルカリ剤を使った薬剤であれば、長くクリープしても痛んだ質感や硬い感じにもあまり感じません。

ご覧ください。

ガラス化

クリープが終わったらガラス化に移ります。

デジタルパーマの場合、ガラス化は熱によってコルテックス(タンパク質)を硬化させてカールの形状を固定すると同時に濡れている髪からカールの形状のまま乾燥させることで、水素結合にも軽いカールアプローチができると考えられています。

直毛の髪を握りながらドライヤーをあてるとクシャっとした感じにクセづくのは水素結合させてるからです。

参考記事»【意外と使える】パーマガラス化のまとめ【カールの持続】

昔のデジタルパーマはカリッカリに乾かすガラス化でしたが、最近のデジタルパーマはそんなに乾かさないようにするのが主流にだと思います。

僕は

【ガラス化】

温度:70〜80度

タイム:8分

の幅を基準にやってます。

美容師さんによっては60度前後でガラス化される方もいるみたいです。

60度前後でやるメリットはガラス転移のギリギリ下を狙った加温をできるところではないでしょうか。それによってタンパク質の熱に硬化を抑えることができます。

エアウェーブのガラス化に近いです。

僕の場合、デジタルパーマの仕上がりは大きめカールを狙ってかけることが多いのでガラス化の力を借りないとお客様の自宅での再現性とカールの持続が持たないと考えたのでガラス化は割とします。

これはお客様の希望を組んで決める基準にするのがいいかもしれません。

柔らかい質感 → 60度前後のガラス化

 

持ち・カールリッジを強く出す → 70度前後

注意
温度はデジタルパーマの機械によって多少の誤差はあるので、自分のサロンにあるマシンとの基準を決めるのが大切です。

2剤

2剤で迷うのがブロム酸がいいのか過酸化水素がいいのか 。

簡単にまとめてしまえば、

柔らかい質感がいい → 過酸化水素

 

髪の毛に優しくいきたい → ブロム酸

こんな感じでしょうか。

参考記事»【パーマの2剤】ブロム酸と過酸化水素(オキシ)のまとめ【メリット・デメリット】

【2】デジタルパーマのメリット・デメリット

この章では、デジタルパーマのメリット・デメリットについてまとめていきたいと思います。

 

メリット

・大きめのカールが狙える

 

・カールにツヤがある

 

・ダメージに対してのアプローチがとりやすい

 

・施術行程が多い分細かい調節ができる

大きめカールが狙える

強力なガラス化のおかげで他のパーマでは出せない、大きめなカールが出せます。

コテ巻き風のカールならデジタルパーマ一択ですね。

カールにツヤがある

コテ巻きのような質感になるので、


◯◯の評価
◯◯
(3.5)
◯◯
(3.5)
◯◯
(3.5)
総合評価
(3.5)

熱を加えることはタンパク質を硬化させてしまうというデメリットはありますが、反対にもちが良くなったり、リッジを出したり、ツヤが出たりとメリットも多いです。

ダメージに対してのアプローチが取りやすい

これはもっとも大きなメリットではないかと思います。

クリーム剤がゆえに部分的な塗り訳ができる。

中間と毛先のダメージ具合によってアルカリ度の調節や、リッジの出づらい中間部分の還元値をあげるなど細かい薬剤調節ができるのは大きなポイントです。

施術行程が多い分細かい調節ができる

これは時間がかかるというデメリットでもありますが、メリットにも利用できます。

・1剤剤の塗り分け

・クリープでの温度調節

・ガラス化での温度調節

他パーマとの大きな違いはこんなところでしょうか?

難しい毛髪の場合、デジタルパーマが比較的やりやすいと思います。

 

デメリット

・時間がかかる

 

・仕上げが最後までわからない

 

・上から出ない

 

・マイナスイメージがある

時間がかかる

最近は以前より施術時間は縮まってきていると思いますが施術行程が多い分やはり時間はかかります。

仕上がりが最後までわからない

上記でも書きましたが心配なところです。

ここをクリアにするには11mmの軟化を覚えて、軟化具合に対して使ったロッドでどのくらいのカール感になるのかを繰り返すといいと思います。

同じくらいの軟化具合で、ロッドの選定が変わった時のカール感などを比べるとわかりやすいと思います。

上から出ない

デジタルパーマは乾かし方と乾いた時にカールが出るという性質上、なかなか上からのカールが苦手という性質があります。

お客様が自分で、乾かす時にくるくるねじりながら乾かすと上の毛は伸びてしまいます。

ナチュラルに乾かした時上からでる人ももちろんいます

上からの挑戦は新規のお客様より長いお付き合いのあるお客様と相談で施術するのがベターかと思います。

マイナスイメージがある

パーマが得意な美容師として活動しているとパーマをかけたいとおっしゃられるお客様に携わる機会が多いですが、

デジタルパーマは痛む

というイメージをお持ちの方がなかなか多いです。

中にはデジタルパーマは絶対いやとおっしゃられる方もいらっしゃります。

どのパーマでも必要以上に強い薬を使えば痛みます。

強いてダメージに関して抑えて置かなくていけないのは、ガラス化でタンパク質を硬化させるというところですね。

それによってカラーの染まりがデジパー部分とそうでないところと差が出ます。

※デジパー部分は沈みやすくなります

これも大きなデメリットですのでしっかりタンパク変性した髪の毛に対するカラーコントロールもできるようにしておきましょう。

【3】実際の仕上がり

 

 

こんな感じです。

【4】まとめ

・メリット、デメリットを理解して使う必要がある

 

・デザインに対しての施術選択が必要

 

・ケミカルを勉強しておけばメリット部分を大きく活かせるパーマ

お客様の要望に合わせて髪質に対してベストな施術していけるように美容師として現状に満足せず、探究心を忘れず技術磨いて美容業界の底上げしていきましょう。

初級からケミカルを勉強したい方は、

【独学でパーママイスター 】もうパーマで失敗しないロードマップ【初級者向け】

 

ご覧ください。

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