【パーマの2剤】ブロム酸と過酸化水素(オキシ)のまとめ【メリット・デメリット】

ブロム酸と過酸化水素の違い

 

今回はパーマの2剤ブロム酸と過酸化水素(オキシ)の比較記事です。

わかりやすくパーマ初級者に向けた、内容お伝えできればと思います。

 

・サロンの2剤の使い方に疑問がある

 

・あんまり詳しいことを教えてもらえていない

 

などそんな疑問にお答えしていけたらと思います。

 

【1】ブロム酸

特徴

ブロム酸の特徴は、

・酸化速度が遅いので、時間はかかるがクリープ効果が見込める。

 

・反応後に塩が残るので髪にハリコシが出る。

酸化速度が遅いというのは施術に時間がかかるというとデメリットはありますが、反対にクリープ効果も期待できるというメリットもあります。

反応後に塩が残る特性もあります、これによってハリコシが出るのでパーマの場合リッジが出やすくなります。デメリットは残留してしまうこと。

 

【2】過酸化水素(オキシ)

特徴

過水の特徴は、

・酸化速度が早い

 

・酸化速度が早いので収斂(しゅうれん)して髪ストレスがかかる可能性もある

 

・反応後、化学式的には水しか残らない

 

・アルカリ活性化

こんな感じです。

過水は反応が終わってしまえば水になります、なので髪の毛に残留しないと考えられています。

しかし1剤で使ったアルカリ度が低い場合、過水濃度の高い2剤を使ってしまうと反応をしきれない過水が余ってしまいます。そういう場合は、過水でも残留してしまいます。

アルカリ値が高いほど活性化します。

 

【3】使い分け

多くのサロンでは、

・パーマ→ブロム酸

 

・縮毛矯正→過酸化水素

のような使い分けをされていると思います。

簡単にまとめてしまえば、

・柔らかく仕上げたい → 過酸化水素

 

・ハリコシを出したい → ブロム酸

のように使うといいと思います。

更に使い分けるのであれば、

1剤アルカリ高い → 過酸化水素

 

1剤アルカリ低い → ブロム酸

アルカリが低い1剤に対して、過水濃度が高い過酸化水素を使ってしまうと反応しきれない過酸化水素が出てきてしまい、髪の毛に残留してしまうので1剤のアルカリに対しての過酸化水素の濃度は気をつけた方がいいと思います。

【4】ブロム酸濃度・過酸化水素濃度

だいたいの目安ですが、

ブロム酸濃度6%前後

 

過酸化水素濃度1.25〜1.5%前後

だと思いますが使っている商材メーカーに電話で問い合わせましょう。

【5】混ぜるな危険

ブロム酸(臭素酸塩)と過酸化水素を混ぜると臭素という有毒物質がでることもあるので、ダブル還元ならぬダブル酸化は避けておいた方がいいと思います。

パーマくらいの濃度じゃ出ないという意見もありますが、大切なお客様のために無理してやる必要は全くないです。

【6】まとめ

どっちがよくて、どっちがよくないということはなく

・1剤とのバランスを考える

 

・特徴によって仕上がり質感で選ぶ

これを頭に入れて2剤を選んでいければ、また一歩進んだパーマ施術をお客様に提供できると思います。

 

5 COMMENTS

ばら

初めまして。
物凄く参考になる記事、いつもありがたく読ませて頂いています。
2剤の件でわからないことがあります。

よく、残留した過酸化水素をなくすために
カタラーゼという酵素を処理剤として使用するとありますが

2剤が臭素酸ナトリウムの場合はこの処理剤は意味がありませんか?
2剤で過酸化水素ナトリウムを用いた施術の時のみ、過酸化水素を除去するカタラーゼ配合の処理剤を使用すればいいのでしょうか?

臭素酸ナトリウムを使用した際の処理剤は
酸性処理剤(酢リンス)などが好ましいでしょうか。

過酸化水素が残留する仕組みがイマイチわからず
ご相談してみました。

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MASAOMI MORI

はじめまして!
いつも読んでいただいてありがとうございます^^
おっしゃる通り、カタラーゼはパーマの場合1剤のアルカリに対して反応仕切らず残留してしまったオキシに対して反応するものなのでブロム酸を使った場合に関しては効果を発揮できません。
ブロム酸で残ってしまう塩を取り除く商材は勉強不足かあまり聞いたことがありません^^;
新たに何かわかればまた紹介できたらと思います!
また情報あればご提供いただければ嬉しいです。

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MASAOMI MORI

追加ですみません。
酢リンス商材の内容にもよるので一概には言えないのですが、
酸性処理剤はアルカリに傾いた髪の毛を弱酸性に戻すことが主に目的とされてると考えられるので、
ブロム酸によって残る塩を取り除くことはできないです!
なので酢リンスは過水にもブロム酸にもアルカリ施術をした場合は有効ですね!

カタラーゼは簡単に言うと過酸化水素の分解を促してくれる抗酸化酵素の一種とされているようです。

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ばら

こんにちは
お返事頂いたのにお礼が遅くなりました
返信内容、とても勉強になりました
しかも、酸性処理剤についてもご教示頂きありがとうございます
現場での仕事で常に頭に入れながら居たいと思います
同じ結果であろうと、知らないで使うより、理解して使う事は全くが違うと思います。

別件、頂いたお返事のついでのようですが、2剤を加温しないの理由がありますか?過酸化水素は反応が強くなりすぎるので避けた方が良いというのは理解できますが、臭素酸ナトリウムでも、加温は避けた方が望ましいのでしょうか?

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MASAOMI MORI

ばら様
ご覧いただけていてよかったです。
ブロム酸は塗布しても過酸化水素のようにすぐに酸化せず1剤の酸化は完全に止まるわけではないので、加温すれば自然放置よりは効果はあると思います。
しかしそこで加温するよりはクリープ時に適切な時間を置いた方が効果は高いので駄目押しくらいの気持ちであれば絶対にNGというわけではないと思います。
かかりが心配であればブロム酸濃度を薄めて一回、通常の濃度で一回とブロム酸の二度付けを濃度を変えて施術していくといいと思います^^

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