【縮毛矯正初級者向け】アリミノ クオラインの1つ上の使い方 【傷みにくい縮毛矯正を目指す】

 

今回は美容室での使用率が高そうなアリミノ クオラインの使い方をケミカル目線で解説していこうと思います。

※アリミノの回し者ではありません。

このブログを読んだ後に

・髪質に合わせた薬剤選定をクオラインでできる

・アルカリコントロールで傷みにくい縮毛矯正を目指せる

【1】数字の高さが薬の強さではない!?

今回はデビュー仕立てだったり、縮毛矯正初級者の方を対象に書いていますが意外とクオラインについて誤解されている方が多いので解説していきたいと思います。

280は確かに一番強い薬剤ではありますが、

280以下は

数字の高さ=薬剤の強さではありません

数字の強さが薬剤の強さだと思っていると痛いめをみます

【2】クオライン正しい薬剤スペックの理解

クオラインの薬剤スペックは、

アリミノ公式ホームページより引用:https://www.arimino.co.jp/products/quoline/lineup/

パーマ剤もそうですが、ここで大切なのは還元剤・アルカリ度・還元力を分けて考えることです

  • 還元剤    →  髪質
  • アルカリ度  →  カラーの明るさ
  • 還元力    →  クセの強さ

各項目これを軸にして考えます

還元剤

髪質に合わない還元剤を使うことになると強い薬剤を使って力技で施術することになるのでダメージしてしまいます。

還元剤の特徴をおえることで、薬剤の強さを抑えることができるので効率よく薬剤を使えます

還元剤を選ぶときのポイントは、クセをみた時をウェット時・ドライ時で判断します。

  • ドライ時とウェット時のクセW率のギャップが少ない→Sー1が多い
  • ドライ時とウェット時のクセW率のギャップが大きい→Sー2が多い

と考えられます

ex

  • カウンセリング時(ドライ時)のクセW率が40%、シャンプー後(ウェット時)のクセW率が10%

この場合はSー2の割合が多いと予想ができるので、薬剤選定でシステアミンの割合を増やした方がいいと考えられます。

Sー1、Sー2に関してはわからない方は、

関連記事»【独学でパーママイスター 】もうパーマで失敗しないロードマップ【初級者向け】

関連動画

ご覧ください

パーマのケミカルを勉強したい方は、必須項目です。

アルカリ度

アルカリ度の考え方は髪の毛に薬剤を浸透させるためにキューティクルを開く目的が主です

アルカリ度が高いからパーマがよくかかるということはあまりありません

※pHが上がることでの還元剤が活性化される効果は見込めます

アルカリ度の選定は髪の毛のアンダートーンに対して選定していきます

トーンチャートアルカリ値

これはパーマのイメージなのでこの表にAL+1するイメージで縮毛矯正は考えてもらえるといいです

アンダートーンに対して考えることは結果髪の毛のダメージレベル(キューティクルの残量)に直結することが多いので、おおよその必要AL度(アルカリ度)が予想できます。

上記の表をたたき台にして自分の基準を作ってみてもいいと思います。

還元力

還元力はパーマでは目指すW率でしたが、縮毛矯正の場合は伸ばしたいクセの強さから逆算します

この場合はクセW率40%くらいの予想でしたので還元値は5以上の設定で、薬剤を組みました。

縮毛矯正の場合はクセW率+10%

手堅くいきたいなら+20%くらいで薬剤選定するといいと思います

ex

  • クセW率30%→還元値4以上
  • クセW率50%→還元値6以上

 

この3つ(還元剤・アルカリ度・還元値)の主にする役割がわかれば、

アリミノ公式ホームページより引用:https://www.arimino.co.jp/products/quoline/lineup/

この表の見え方も変わってくるのではないでしょうか?

クセW率

パーマとは逆でクセのW率はこう考えます。

【3】クオラインの各剤のベストな髪の毛を予想する

【2】の内容を理解できれば、クオラインの各剤のベストな毛髪が予想できる

280

  • ドライ時、ウェット時のクセW率のギャップが少ない髪質
  • カラーのアンダートーン:1〜6トーン
  • クセの強さ:クセW率60%〜90%くらいまで対応

250

  • ドライ時、ウェット時のクセW率のギャップが少ない髪質
  • カラーのアンダートーン:7〜10トーン
  • クセの強さ:クセW率60%〜90%くらいまで対応

80

  • ドライ時、ウェット時のクセW率のギャップが少ない髪質
  • カラーのアンダートーン:11〜12トーン
  • クセの強さ:クセW率20%〜40%くらいまで対応

200

  • ドライ時、ウェット時のクセW率のギャップが大きい髪質
  • カラーのアンダートーン:5〜8トーン
  • クセの強さ:クセW率40%〜60%くらいまで対応

130

  • ドライ時、ウェット時のクセW率のギャップが大きい髪質
  • カラーのアンダートーン:11〜12トーン
  • クセの強さ:クセW率40%〜60%くらいまで対応

100

  • ドライ時、ウェット時のクセW率のギャップが大きい髪質
  • カラーのアンダートーン:11〜12トーン
  • クセの強さ:クセW率20%〜40%くらいまで対応
注意

細毛・太毛で対応では変わってきます

細毛の場合はAL度−1〜−2を下げて考えます

僕は単品で使うならこのくらいの髪の毛の状態に使うのがとベストではないかと予想します

しかしこれ以外の髪の状態であることの方がサロンワークで多いです

そんなとき応用としてに調合が必要になってきます

調合するには自分で最低でも上記の3つのコントロールを抑えて置かなくてはいけません

【4】演習問題(トレーニング)

実際の髪の毛を例に出してクオラインで対応していくときの薬剤スペックを予想する。

アリミノ公式ホームページより引用:https://www.arimino.co.jp/products/quoline/lineup/

計算式

アルカリ度と還元値を求める計算式です。

これに上記のスペックのアルカリ度と還元値を当てはめて求めるアルカリ度、還元値の薬剤を作っていきます。

EX)1

毛髪診断

クセW率60%

→ 還元7以上

ドライ時、ウェット時クセW率ギャップ少ない

→ チオメイン

カラーアンダートーン10トーン

→アルカリ度2〜3

おおよその方向性は絞れます

この条件の場合、

250:100

2 : 1

薬剤スペック

  • 還元値 8.8
  • AL度 2.5
  • 還元剤 チオグリコール酸 / システアミン /  L-システイン

という薬剤選定でいきます

僕は個人的にアルカリ度低め、還元値高めが好きなのでこんな感じです

太毛で心配であれば100を130に変えたりします。

MEMO

通常では250単品で使うようなパターンかもしれませんが、システアミンの割合を増やして無駄なアルカリ度と還元値を減らす処方です。

チオ単体よりシステアミンとのダブル還元の方が質感も柔らかいです

EX)2

毛髪診断

クセW率30%

→ 還元4以上

ドライ時、ウェット時クセW率ギャップあり

→ システアミンメイン

カラーアンダートーン8トーン

→アルカリ度2〜3

なので

200:100

1:1

薬剤スペック

  • 還元値 6.0
  • AL度 2.3
  • 還元剤 システアミン / チオグリコール酸 /  L-システイン

こんな感じです

MEMO

少し還元値が高めですが、クオラインの仕様ではクセをしっかり伸ばせるように還元値が5以下はありません

なのでクセが伸びない失敗が少ない薬剤かと思います。

クセW効率が40%以下のクセの強さの場合は、アルカリ度を下げる調整もしくはトリートメントや前処理で還元値、アルカリ度をコントロールしましょう

【5】まとめ

単品での施術よりはるかにMIXでの施術の方が、お客様の髪質に合わせたベストな施術が可能です。

クセを伸ばすだけの縮毛矯正は簡単です

必要以上に強い薬剤を使えばだいたい伸びます

そうした時にどうしても、髪の毛が無駄に痛んでしまいます

長く付き合っていくお客様の髪の毛になるべくそうしたダメージを与えないために薬剤調整の基礎知識は頭に入れておきましょう。

今回はアリミノさんのクオラインが縮毛矯正剤のシェアが多そうなのであえてクオライン縛りで例えていきましたが、もっと勉強していけばマニアックな薬剤はたくさんありますしより幅広く、難しい髪質のお客様にも対応していける技術力がつきます

注意

カラー毛で縮毛矯正1剤・デジタルパーマ1剤を塗ってすぐに髪の毛が明るくなってしまっている場合は、アルカリ度が高すぎるので注意しましょう。

 

 

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