どうしてもパーマがかからない人にパーマをかける裏技5選(コールドパーマ ・クリープパーマ・デジクリップパーマ編 )

今回はどうしてもパーマ(コールドパーマ ・クリープパーマ・デジクリップパーマ)がかかりにくい人にパーマをかけたい時に使える裏技5選をご紹介します。

薬剤スペックのコントロールがある程度できるという程で解説していきます。

僕のブログが初見の方は

関連記事»【独学でパーママイスター 】もうパーマで失敗しないロードマップ【初級者向け】

合わせてご覧ください

今回はお客様に1剤のチェックで思っているように軟化がしていない場面からの対策を考えています

【1】パーマがかかっていない時の対処方法

1剤を追加

放置時間を追加

クリープ

細いロッドに巻き変える

2剤をブロム酸で3%→6%

 

僕が使うのは主にこの5つです。

一つだけで使うこともありますし、複合で使うこともあります。

一つずつ解説していきます。

【2】パーマがかからないときの1剤追加パターンのポイント

1剤の軟化テストで思う軟化ができていない場合の一番一般的なパターンが1剤の追加だと思います。

テストカールで思っているよりカールが出ない場合、だいたいは2つの軟化不足のパターンに分けられます。

  • 浸透してない
  • 還元が足りない

この二つです

この二つの判断基準はテストカールで、

  • 弾力がある弱いカール感 → アルカリ不足(浸透してない)
  • 弾力がない弱いカール感 → 還元不足(浸透はしている)

こんな憶測が立てられるので、ひとえにカールが弱いからといって強い薬剤を足すのではなく、髪の毛の状態に合わせて薬剤を使い分けましょう。

  • 弾力がある弱いカール感 → 還元値はそのままアルカリ度をあげる薬剤を選定する
  • 弾力がない弱いカール感 → アルカリ度はそのままで還元値をあげるor還元剤の種類を変える

 

【3】放置時間を長くする

これも鉄板のですが、一つ注意が必要です。

長くする場合は1剤に使われている、アルカリ剤の種類によって時間でアルカリ剤が揮発して効果が弱まる場合が多いです

モノエタノールアミンの場合のみ、時間をおけば置くほどかかりはよくなります。

他のアルカリ剤の場合は、10分をさかいにアルカリ度が下がってくるので、11分くらい置いてカールが足りなければ【2】で解説した1剤の追加が必要になってきます。

【4】クリープでパーマのかかりずらい髪質の方にパーマをかける

コールドパーマからクリープパーマ

デジクリップパーマからクリープパーマ

途中から施術行程にクリープを追加することも可能です

パーマのかかりが甘い場合は、クリープは有効ですがクリープからはもう1剤の力には頼れないのでクリープに入る場合は慎重にいきましょう。

クリープの条件

  • ウェット状態

乾いてしまうとクリープ効果は止まってしまいます

クリープによって薬剤が浸透している訳ではないというところも合わせて覚えておきたいところ

注意

クリープ時に60度以上の高温を与えてしまうとガラス転移してしまうので高温すぎる温度でのクリープには気をつけましょう

クリープについて詳しくは⬇︎

関連記事»【威力絶大】クリープパーマの「クリープ」とは??その偉大さを知ればパーマがかからない失敗を減らせる。

【5】細いロッドに巻き変える

なかなか有効です。

これはあらかじめ巻き直す想定での施術ですが、逆パターンも有効です

かかりがあまい場合は、中和後に一段ロッドを下げてから2剤を塗布するとカールがしまります。

【6】2剤をブロム酸で3%→6%

以前こちらのツイートでも紹介しましたが

今ある商材のブロム酸は6%前後で作られていることが多いので

  • 水:ブロム酸  1:1  6% → 3%

に薄めて

中和 → ここで使う → 5分放置 → 普通にブロム酸

こんな感じで使うとクリープ反応が長く使えるので、カールのリッジが深く入ります

 

【7】まとめ

パーマの施術中から使えるパーマがかからない時に使える対策方法5選でした。

1パターンで使うこともできますし、複合して使うこともできます

今回はいざという時のバックアップ的な処置です、本当はこのわざに頼らず適切な薬剤選定をできるように技術を磨くことをおすすめします

 

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