エイジング毛にパーマ・縮毛矯正のリスクと薬剤選定

今回はエイジング毛に対するパーマのアプローチについて書いていきたいと思います。

パーマ美容師目線で書いていきたいと思います

パーマ薬剤に対しての基礎知識がある程で書いていきますので、基礎から学ばれたい方は

関連記事»【独学でパーママイスター 】もうパーマで失敗しないロードマップ【初級者向け】

からご覧ください。

年配のお客様が多い美容師さんは参考に なれば幸いです。

【1】毛髪診断

これは前回のブログでもお伝えしましたが、超大切です

関連記事【誰でもできる】パーマ・縮毛矯正を失敗しないための毛髪診断の基本

前回の毛髪診断はある程度健康毛での説明でした。

エイジング毛は極端な言い方をしてしまえば、髪の毛が生えてくる段階ですでに痛んでしまっている状態になります。

通常のカラー毛などに施術するより高いリスクがあります

縮毛矯正毛にパーマをかけるような感覚で挑みましょう。

【2】薬剤選定

答えからお伝えすると

  • アルカリは最小限
  • 還元剤はシスを使う
  • 中間還元

このポイントは抑えた方がいいと思います

アルカリは最小限

エイジング毛のお客様は大半はグレイカラーで月1度はカラーをされている場合が多いと思います。

グレイカラーは通常のアルカリカラーよりアルカリ度が高いことがほとんどです。

ただでさえ水分と油分が低下して細くなっているエイジング毛にグレイカラーを月1で繰り返しているということはかなり弱っていることは容易に予想できます

キューティクルの重なりも薄くなっているアルカリの必要性はないです

還元剤はシスを使う

エイジング毛にパーマをかける時のシステインの割合を増やすといいです

Sー1結合の表面部分へのアプローチが得意とされるシステイン

システインは酸化されると髪の毛内部にシスチンを生成してくれるので、ハリやコシを与えてくれます。

エイジング毛には持ってこいの還元剤です

中間還元

還元値もそんなにいらないことが多いです。

エイジング毛の失敗はかかりすぎも注意が必要です

薬剤浸透がいいのでいつもの薬剤で選定するとかかりすぎてしまうこともあるので還元値は普通のカラー毛にかけるより低めに設定しましょう

【3】おすすめの処理剤

僕は普段薬剤選定をジャストに合わせて、前処理、中間処理はあまりしないスタンスなのですが、最近エイジング毛のパーマや縮毛矯正に対していい処理剤を見つけたのでご紹介しておきます。

みんな大好きオレンジコスメのCTアシッド

長い商品なのかもしれませんが、最近見つけて導入しました。

酸度はおおよそ2.0

pHは5.5

3種類のシステインとチオをミックス

パーマ前の処理剤です

【2】で説明した、アルカリを下げて、還元値を下げてシスで毛髪を強化してくれる一石三鳥です

毛髪補強成分であるアルギン酸オリゴ糖ナトリウムを配合してパーマ1剤のカチオンにCTアシッドのアニオンをぶつけて複合体を作り髪の毛に強度を出してくれるらしいです

健康毛に使ってもあまり効果は感じませんが、エイジング毛や細毛に使うと効果を感じやすいと思うので難しいパーマ、縮毛の顔まわりなどにはおすすめです。

ブリーチ毛に縮毛矯正をかける時にも使ったりします

【4】まとめ

エイジング毛にパーマアプローチをかける時は

  • アルカリを下げて
  • 還元値を下げて
  • シスをメインで使う

これが僕的にはおすすめです。

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