【独学でパーママイスター 】もうパーマで失敗しないロードマップ【初級者向け】

 

スタイリストとして4年ほど経ちパーマのお客様の割合もかなり多くなり、パーマ技術もかなり安定してきたのでパーマについて今まで学んできたこと・実践してきたことをアウトプットしながらまとめてみたいと思います。

僕の実績については »Profile ご覧ください。

読んで欲しい方

・これからパーマを勉強しようとしている方

・パーマを勉強されている方

・なかなかお客様にパーマをオススメできない方

パーマの勉強をしたいけど何から手をつけていいの??

難しそうで手をつけられない・・・

今回はどこよりもわかりやすく解説するよ!

正しく分解して考えたら誰でも簡単にパーマをマスターすることはできるから一つずつみていこう!

 

このロードマップ理解して、サロンワーク・モデルさんで何回か実践すればパーマ初級者でもほとんど失敗はなくなります。

皆さんがこれから失敗する分、僕が先に失敗したような凝縮した・わかりやすい内容をお伝えできたらと思います。

パーマが上手くなるというよりパーマを失敗する原因をなくすことを目的に書いていいます。

毛髪の仕組みと基礎を理解してパーマ剤を選べれば、パーマで失敗しないことは意外と簡単です。

前置き
2019年4月3日現在では、パーマ剤・カラー剤はキューティクル表面でしか反応していないというようにいわれている方もいらっしゃいますが、僕は今のところ今までの毛髪化学理論(コルテックス説)で現在もサロンワークでパーマアプローチかけていますが、全く問題ないので従来のパーマ理論を元に解説進めていきます。

【1】毛髪の仕組みとパーマ理論

毛髪の仕組み

パーマはシスチン結合を還元剤(1剤)で切断して、酸化剤(2剤)で再結合させる。

美容国家試験でもやりましたが、髪の毛は3層になっていていてシスチン結合があるとされているのは第2層目のコルテックス部分。

このコルテックスはこんな感じになっています。

ミクロフィブリル?マトリクス?

ここで覚えておくこと

マトリクスは柔らかいタンパク質

ミクロフィブリルは硬いタンパク質

これだけ覚えておけばここではOK!

MEMO
もともとの髪質や施術の履歴によってこの硬いタンパク質と柔らかいタンパク質の割合は変わる

 

Sー1結合、Sー2結合を理解する

パーマ剤の話をするとよくSー1結合、Sー2結合などと言われますが、いっていることは簡単です。

 

まとめると

ミクロフィブリル ≤ マトリクス =Sー1結合=コルテックス

マトリクス ≤ ミクロフィブリル =Sー2結合=コルテックス

 

Sー1、Sー2の判断はコルテックス内のマトリクスの割合がミクロフィブリルより多いコルテックスをSー1とし、逆にミクロフィブリルの割合がマトリクスより多いコルテックスにSー2と判断されます。

 

毛髪診断

マトリクスは柔らかいタンパク質の結合で、フィブリルは硬いタンパク質の結合です。

 

考え方

Sー1結合が多い髪の毛は柔らかいタンパク質の割合が多いため柔らかい髪質。

Sー2結合が多い髪の毛は硬いタンパク質の割合が多いため硬い髪質。

 ※健康毛の場合

 

Sー1、Sー2結合の特長として、Sー1結合は柔らかいタンパク質の結合のため強度が弱い考えられ、対してSー2結合は硬いタンパク質の結合のため強度の強いという特長があります。

通常のファッションカラーやパーマを繰り返している髪の毛のイメージですが新生部にから毛先に向かってこのようにSー1とSー2の割合が変わってきます。

Sー2結合は強固な結合なため、かなりのダメージでも残っているといわれています。

 

パーマ剤の5つの要素

パーマ剤を使ううえで最低限、理解しておかなくてはならない5つの要素があります。

 

5つの要素

・還元剤

・還元値

・アルカリ値

・アルカリ剤

・PH

 

この5つをコントロールできればパーマ失敗することはほとんどなくなるよ!

 

 

【2】還元剤の種類・特性を知る

還元剤の種類

Sー1、Sー2を理解できたら、次はそれに有効とされる還元剤の種類を覚えていきましょう。

パーマ剤に使われる主な還元剤です。

・チオグリコール酸

 

・システイン

 

・システアミン

 

・チオグリセリン

 

・サルファイト(亜硫酸ナトリウム)

 

・GMT(モノチオグリコール酸グリセリン)

 

・スピエラ(ブチロラクトンチオール)

こんなにあるの!?

主に7種類あるけど、分類していけば簡単!

 

関連記事

【これだけ読めばいい】パーマ還元剤の種類/特性まとめ【2019】

ほとんどのサロンではアルカリ域でパーマをかけているので使っているパーマの還元剤が何かわからない方でも、使っている還元剤はだいたいこの4つです。

・チオグリコール酸(チオ ⁄ TG)

 

・システイン(シス ⁄ CYS)

 

・システアミン(シスアミ ⁄ CA)

 

・チオグリセリン(チオグリ)

酸性に特化した美容室でない限りこの4つだけ覚えていれば大丈夫!

 

還元剤の特徴を知る

チオグリコール酸、システイン、システアミン、チオグリセリンの特徴を解説していきます。

・チオグリコール酸

チオグリコール酸はSー1結合(内部)を切断するのが得意です。

カール形成力 ◯

 

・システイン

システインとSー1結合(外部)を切断するのが得意です。

カール形成力 △

 

・システアミン

システアミンはSー2結合(外部)を切断するのが得意です。

カール形成力 ◯

 

・チオグリセリン

チオグリセリンはSー2結合(内部)を切断するのが得意です。

カール形成力 △

MEMO

チオだけでもSー1、Sー2は切断できています。

その中でももっとも還元できていると考えられるのがSー1の内部ということです。

 

使っているパーマ剤の還元剤を知る

ここまできたら次は自分のサロンで使っているパーマ剤はどの還元剤を把握しましょう。

裏を見ればわかります。

ほとんどは上記の還元剤のどれかは入っているはずです。最近出ているハイブリットタイプのパーマ剤は、チオ・シス・シスアミMIXなど出ています。還元剤は単体で使うよりSーS結合に対して違うアプローチをかける還元剤を重ね付けしたり、MIXしたりすることが有効です。

一つの還元剤で強い薬剤を使うより、2つ以上の還元剤で普通の薬剤を使う方がパーマのダメージも少なくパーマのかかりもいい場合が多いです。

意識して組み合わせて欲しいのはSー1、Sー2に有効な還元剤を組み合わせるもしくは、もともとミックスされている薬剤を使う。

例えば

・チオ×シスアミ

・シス×シスアミ

・チオ×チオグリ

 

注意

知らないとチオ×チオで重ねずけしてしまったり、MIXしてしまっていることもあります。

そうすると還元剤での効果は△。

 

なんとなく薬の選び方がわかってきた気がする!

分解して考えていけば本当はパーマのケミカルはそんなに難しくないよ!

薬剤の種類の選び方がわかったら次は薬剤の強さの選び方を考えていこう。

 

【3】還元値を設定

ここまでは還元剤の種類についてですが、ここからは還元剤の強さについて解説していきます。

還元剤の強さを表す指数、それが還元値です。

還元剤は薬剤によって還元値は違います。

還元力はリッジの深さに直結します。

還元値3でロッドの形状の約30%のカール形成力

 

還元値4でロッドの形状の約40%のカール形成力

 

還元値5でロッドの形状の約50%のカール形成力

くらいの体感でいるといいかもしれません。

希望スタイルのウェーブ率が出せる還元値があるパーマ剤を選択しましょう。

※ドライ時は5〜10%ウェーブダウンします。

注意

還元力5の薬剤でも薬剤浸透がしっかりできていなければカールのリッジはロッドの20%出ないこともあります。

還元値がそのままカールになるわけではないの??

メーカーが出している薬剤の還元値は薬剤がしっかり浸透した時の最大のカールイメージで、薬剤が浸透していなければ還元値のカールは出せない。

次の項目アルカリ値でそれを解決していくよ!

薬剤浸透の問題を解決するのが次項のアルカリ値です。

【4】アルカリ値を使いこなす

パーマ剤の薬剤浸透の大きな役割をなすのがアルカリ値です。アルカリ性のパーマ剤には確実にアルカリ値が存在します。

パーマの失敗にも大きく関わってくるのでこの項目は要チェックです。

サロンで使っているパーマ剤のアルカリスペックがわかったら、こちらのカラーチャートに当てはめてみましょう。

トーンチャートアルカリ値

 

カラーチャートでわかるのは、トーンに対しての推定のD Lv(ダメージレベル)です。

そして下のAL(アルカリ)がキューティクルを浮かせるのに必要な推定アルカリ値です。

髪の毛はダメージが進めば進むほどキューティクルの損傷が激しくなると考えられるので、髪の毛のトーンが上がれば上がるほど必要なアルカリ値は少なくなります。

必要以上のアルカリを使ってしまうとビビってしまったり、痛んだ質感になってしまいます。

アルカリ値はキューティクルという扉を還元剤を届けるために開ける鍵のようなものだと思ってください。

パーマをかけるには、

適切な還元剤の種類

希望カールの還元値の強さ

髪の毛に対してのアルカリ値

を意識して薬を決めたらいいんだ!

だんだんわかってきたね!

まずはここまで意識して薬剤を決めることができたら、パーマのクオリティはグッとく上がるはず。

ここからは先はさらにパーマに失敗の可能性を低くするための説明していくよ!

ここまでで使うべき還元剤、希望カールに対しての還元値、毛髪に対してのアルカリ値の設定を解説してきましたが、この時点でもうかなりパーマ剤については理解を深められたはずです。慣れてくればサロンワークでもここまでしか意識しなくてもほとんど失敗しなくなっているはずです。

 

これ以降はよりパーマを失敗しないため細かいポイントになりますので、頭に入れておくといいと思います。

【5】アルカリ剤の特性を知っておく

上記で説明したアルカリ値を保つために、アルカリ剤がしようされています。現在使われているパーマ剤には4種類のアルカリ剤のどれか、もしくはミックスで使われています。

・モノエタノールアミン:不揮発性

 

・アンモニア : 揮発性

 

・アルギニン:揮発性

 

・重炭酸:不揮発性

この4つにも特徴があります。一番の特徴は、揮発性か不揮発性かというとことです。

特性によってアルカリ剤が反応している時間も変わってきます。

アルカリ剤によって1剤の放置タイムやチェックの仕方を変える必要もあるということです。

MEMO

アンモニアを使ったパーマ剤の施術では10分以降タイムをおいてもかかりに期待はできないので クリープor薬剤の重ねづけ、pHのコントロールをしましょう。

 

こんなこと考えたこともなかった・・・

いつもなんとなく時間を置いていたけど、

アルカリ剤の種類によって放置時間の管理をしていけばいいんだね!

適切な放置時間やオーバータイムがわかると施術のしやすさがアップデートできる。

かかっていないときの施対策も取りやすくなるよ!

【6】pHのコントロール

酸性、アルカリ性、中性を識別するための値です。

pH(ペーハー)?

小学生の頃に理科でリトマス試験紙の実験でやったよね!

髪の毛の等電点は約pH5.5で弱酸性です。

pHの役割はアルカリ性に髪の毛のpHを振ってキューティクルを浮かせることです。

還元剤には得意なpH領域があります。

 

還元剤のpHが得意な領域であれば、還元剤の力をフルに使えます。

だいたいのパーマ剤は還元剤に対して得意な領域で作られているのでそんなに意識することはありませんが重ねづけしたり、ミックスする場合は少し意識する必要があります。

注意
使う還元剤に対して適切なpHを意識しましょう

 

 

【7】まとめ

 

・髪質に合わせた還元剤を選ぶ

 

・目指すスタイルに必要な還元値を決める

 

・履歴・ダメージ度合いに合わせたアルカリ値を設定

 

・アルカリ剤に合わせてタイムを管理

 

・還元剤に合わせたpHコントロール

 

今までとパーマ剤の見かたが変わった!

まずは還元剤、還元値、アルカリ値を意識してパーマ剤を選ぶようにすればいいんだね!

そうだね!

慣れてきたらアルカリ剤、pHも意識していくといいね。

 

これを読んでまずやることは自分のサロンで使っているパーマ剤のスペックを知ること

パーマを失敗しないためにやるべき、はじめの一歩です。

これを頭に入れたうえでの実際のお客様に落とし込むには、どうしたらいいのかブログにしていますので合わせてご覧ください。

参考記事

【安心】パーマ剤のスペックを知ればカラーのようにパーマができるようになる【パーマの哲学】

 

これを参考にぜひお客様の信頼勝ち取っていただければと思います!

 

 

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