【安心】パーマ剤のスペックを知ればカラーのようにパーマができるようになる【パーマの哲学】

 

今回はパーマ剤のスペックについて書いていきたいと思います。

 

・これからパーマを頑張りたい

 

・パーマはやってるけどいまいち薬剤のことはわからない

 

・あんまりパーマに積極的になれないがやらないといけない時がある

 

そんな方の参考になると思います。

【1】パーマ剤の5つの要素を知る

 

パーマ理論を学ぶうえでは絶対にはずせない項目です。

 

・還元剤

 

・還元値

 

・アルカリ値

 

・アルカリ剤

 

・pH

 

この5つに関して詳しくは↓ご覧ください。

【独学でパーママイスター 】もうパーマで失敗しないロードマップ【初級者向け】

実際にあるパーマ剤をもとに解説していきたいと思います。

 

【2】薬剤スペックからベストな髪質を想像してみる

今回はオレンジコスメさんのWonder the 3ndで解説

ホームページにスペックがある程度載っていたので、

 

システアミン、システイン、チオグリコール酸アンモニウム、アセチルシステイン(7.0のみ)を組み合わせ、システアミンのリッジ感とシステインの質感を両立させた、低臭処方のカチオン性ローションです。

 

紹介文です。

還元剤はシステアミン ・システイン・チオグリコール酸ミックスのハイブリッドパーマ剤です。

しかし還元剤ごとの還元値は書いていません。還元値がチオ換算でまとめられています。

実際にオレンジコスメさんに電話してみましたが、還元剤の割合は教えてくれませんでした。

そんな時はパッケージをみましょう、紹介文はシステアミン →システイン→チオグリコール酸の順番ではいっているような書き方ですが、実際のパッケージをみるとシステイン、チオ、システアミンと書いてあるのでシステアミンの割合は少なそうです。

※薬剤は配合量順に記載されています。

補足

化粧品登録のパーマ剤の場合、チオ・シスはチオ換算で最大濃度2.0%までと決まっているので総還元値6.20残りのシステアミンの割合を予想すると2.0%〜4.0%以下となんとなく予想できます。

9.0の場合

還元剤

還元剤は3種混合(シス/チオ/システアミン)なのでほとんどの髪質に対応できそうです。

還元値

総還元6.20だと強いように感じますが、使っている還元剤のシスの割合が多いと考えるとW効率(ウェーブ効率)をMAX50%に設定しているのに も納得です。

アルカリ値

5.0高めの設定です。6トーン以上のカラー毛の施術はこれ単品ではできませんね。

アルカリ剤

アルカリ剤はアンモニアを使用。

pH

pHはタイトル通り9.0。3種類の還元剤の得意領域なので還元剤の力をフルに使えそうですね。

 

9.0まとめ

9.0を単品で使うベストな条件は、

・健康毛(還元剤)

 

・40〜45%のW効率を目指すスタイル(還元値)

 

・カラートーンは6トーン以下(アルカリ値)

 

・テストカールは7分(アルカリ剤)

だと予想できます。

 

7.0の場合

 

還元剤

還元剤は4種混合(シス/チオ/システアミン/アセチルシステイン)なのでほとんどの髪質に対応できそうです。

還元値

総還元6.22だと強いように感じますが、9.0同様使っている還元剤のシスの割合が多いと考えるとシスのリッジ形成力はあまり高くないので、MAX45〜50%と考えていいでしょう。

アルカリ値

0.3かなり低めの設定です。単体で使うなら11〜12トーンくらいの太めの髪質がいいかなと思います。細いハイダメージ毛だと還元力が高いので、パーマがかかりすぎると思います。正直単品使いは難しい。

アルカリ剤

アルカリ剤はアンモニアを使用。

pH

pHはタイトル通り7.0。チオ、シスアミを主に動かすpH設定。そのためにアセチルシステインを入れて還元剤を増やして還元値をあげているのかもしれません。(個人的意見)

7.0まとめ

7.0を単品で使うベストな条件は、

・ハイトーン毛

 

・30〜35%のW効率を目指すスタイル(還元値)

 

・カラートーンは11〜12トーンくらい(アルカリ値)

 

・テストカールは7分(アルカリ剤)

だと予想できます。

 

【3】薬剤スペックとお客様の髪質を照らし合わせる

 

条件

仮にお客様の条件が、

・普通毛

 

・35〜40%のW効率を目指すスタイル

 

・カラートーンは10トーン(根元〜中間:D Lv2 毛先 :DLv3)

の場合どうしたらいいでしょう?

こんな時、先ほど見直した薬剤スペックが役に立ちます。

 

薬剤スペック

9.0(適正条件)

 

・健康毛(還元剤)

 

・40〜45%のW効率を目指すスタイル(還元値)

 

・カラートーンは6トーン以下(アルカリ値)

 

・テストカールは7分(アルカリ剤)

 

7.0(適正条件)

 

・ハイトーン毛(還元剤)

 

・30〜35%のW効率を目指すスタイル(還元値)

 

・カラートーンは11〜12トーンくらい(アルカリ値)

 

・テストカールは7分(アルカリ剤)

 

照らし合わせる

 

お客様の条件と薬剤スペックを照らし合わせた時、

調節したいところはアルカリ値です。

・還元剤は3種混合なのでそのまま

 

・還元値は35〜40%のW効率を目指すので そのまま

 

・アルカリ値は2〜3くらいを狙う

ここまでの内容を理解できて入れば簡単です。

9.0と7.0を1:1でミックスすれば、

・還元値:約6.21

 

・アルカリ値:約2.5

 

・pH:約8.5くらい

 

注意
pHは1:1にならず高い方による特性があります。

シャンプーの時の流した水の影響も受けるのでだいたいの予想です。

 

・普通毛

 

・35〜40%のW効率を目指すスタイル

 

・カラートーンは10トーン(根元〜中間:D Lv2 毛先 :DLv3)

この条件を満たせるパーマ剤の完成です。

【4】まとめ

 

・薬剤スペックを知る

 

・お客様の毛髪診断(履歴・ダメージ)

 

・希望のスタイル・髪質に合わせた薬剤を選定

 

この流れを意識して何度か繰り返していけば、そんなに考えなくてもカラーのようにこれとこれを混ぜればこんな感じになるなというのが簡単にわかるようになります。

注意
混ぜても大丈夫とされている薬剤でお願いします。

ぜひ日頃のサロンワークに生かしてください。

 

 

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