新還元剤【チオグリコール酸システアミン 】とは?新しい還元剤を分析してみます。

 

今回は2020年の6月に認可された、新還元剤チオグリコール酸システアミンについて実際に触った感じと今出ている情報をまとめていこうと思います。

サロンワークベースでケミカル初級者の美容師さんに向けてかいていこうと思います。

還元剤についてまだ詳しくわからないという方は、パーマ理論の基礎知識を入れてからみた方がいいと思うので

還元剤??という方はまずは↓をみてみてね!

モリ

»【独学でパーママイスター 】もうパーマで失敗しないロードマップ【初級者向け】

ぜひ参考にしてみてください。

今までの還元剤のまとめ記事はこちら

»【これだけ読めばいい】パーマ還元剤の種類/特性まとめ【2020】

まだ商品化しているメーカーさんも1つしかないので、すぐに広がっていくという感じではないと思いますが美容師として抑えておくといいと思いますのでぜひ参考にしてみてください。

あくまでも僕が触った個人的感想強めです。

 

【1】チオグリコール酸システアミンとは?

還元剤と言えば、チオ(チオグリコール酸)、シスアミ(システアミン)などが出てくると思いますが、これをただ混ぜているわけではなく、一つの還元剤として分子結合しているので新たな還元剤としてチオグリコール酸システアミンが誕生しました。

従来のチオグリコール酸とシステアミンはアンモニアや、塩酸でpHを調整して緩和剤としてグリセリンを添加する方法が一般的です。

しかし、今回の新還元剤チオグリコール酸システアミンは強酸性のチオグリコール酸と強アルカリ性のシステアミンを分子結合させた、中性域の還元剤です。

そしてもう一つ大きな特徴が、

臭いの原因となるシステアミンの末端にあるNH2が、チオグリコール酸とシステアミンが分子結合することで分子の中間でNHになるため臭いの発生が大幅に低減。

と手元にある資料には説明されています。

実際に使ってみた感想は、本当に臭いは少ないように感じます。

自分に施術してみた感じ、当日の残臭は少ないけどしなくはない。

3日で完全に気にならなくなりました。

※個人差はあると思うのであしからず

【2】チオグリコール酸システアミンでパーマをやってみた

今回は2020年10月現時点で日本でチオグリコール酸システアミンを商品として取り扱うのはハシモトコスメティクスのみです。

幸いなことに広報の方がパーマ塾をみて僕にチオグリコール酸システアミンでパーマをかけて欲しいと嬉しいオファーをいただいたので、早速チオグリコール酸システアミンを触ることができました。

そんな実際に使ってみたリアルの感想をまとめておきたいと思います。

まずは薬剤スペックの確認

ライン名はMARVELIC  EXCELLENT(マーベリックエクセレント)

商材の名前は、デザイントリートメントの1N(リキッド)と1H(クリーム)の2種類のみ。

薬剤スペック

1N(リキッド)

  • 還元値:4. 0%(TG換算ではないです)
  • アルカリ度:1.3ml
  • pH:8. 2

1H(クリーム)

  • 還元値:4.9%(TG換算ではないです)
  • アルカリ度:2.2ml
  • pH:8.4

ここでこの薬剤のベストな髪質をパーマ塾的理論で予想しておくと

1Nの場合

・W効率40%くらい

・カラーのアンダートーン8〜10トーンくらいが安全ライン

1Hの場合

・クセW効率40%くらい

・カラーのアンダートーンは7〜9くらい

毛髪の太さに大きく左右されますが、使う前に上記くらいの予想を立てていました。

もちろん初めて使う還元剤だったので上記が通用するかはわかりませんでしたが、何も考えずに施術していくよりは失敗する可能性は下げられるはずです。

この考え方については

»【縮毛矯正初級者向け】アリミノ クオラインの1つ上の使い方 【傷みにくい縮毛矯正を目指す】

で解説していますので、参考にしてみてください。

毛髪診断

実際の広報の方のBefore状態

・毛先アンダートーンが11レベル

・エイジング毛

・毎月グレイカラー

・中間部分は縮毛矯正履歴あり

ご要望は人生初パーマであったこともあり、ワンカールきっかりを狙うことになりました。

上記の薬剤のベストコンディションの予想からすると少しアルカリ度が高いです。

これはあくまでも僕のやり方になるので絶対ではないですが、少し危険なことはお伝えして1N単品で施術させいただくことに。

上記で解説した通り今回使用したマーベリックエクセレントには2種類しか薬剤がありません。

そうなってくるとできる施術は限られてしまいます、そんな場合どういう風に対処すればいいのかと思っていましたがこのシリーズには、EXの1と2という前処理が用意されていて

EX1がpH8.0

EX2がpH6.5

これでpHをコントロールして薬剤コントロールをするみたいです。

ということで今回はEX2をしっかりつけてからの施術になりました。

pHが下がると思っている還元値が出なくなるのでそこは懸念がありましたが、そこは放置タイムとクリープでカバーするしかないかなという感覚で施術に向かいました。

普段前処理をあまり使わないので、体感での施術は久しぶりだったので緊張感がありました。

ここはやり方の好みがあるかもしれません。

軟化テスト

軟化テストはこのくらいです。

ロッドの直径の1.5倍出ていれば軟化テストOKですが、今回は2倍くらいなので少し弱かったです。

還元値を4くらいのpHを下げて使っているのでこんなものかと思ったのと、

・クリープする

・2剤の酸化促進効果が見込めた

という2つの理由から水洗しました。

仕上がり

・軽い

・柔らかい

・臭い少ない

パッとした感想はこんな感じです。

この商材の推し通り臭いはかなり少なめです。

そして還元値4に対してはもう少しでるような印象。

これはチオグリコール酸システアミンの特性か剤の処方かわかりませんが、質感はかなり軽いです。

【3】チオグリコール酸システアミンのメリット/デメリット

チオグリコール酸システアミンと言っても、チオグリコール酸システアミンを出しているのはハシモトコスメティックスのマーベリックエクセレントのみなのでチオグリコール酸システアミンのメリット/デメリットは現在まだ出せないのが、現状なので今回はマーベリックエクセレントのメリット/デメリットを個人的使用感を踏まえて書いていこうかと思います。

メリット

・臭いが少ない

・質感がいい

デメリット

・薬剤スペックに幅がない

・1ライン使いだと前処理必須

 

上記では書いてきましたが、臭いの少なさはお客様にとって大きなメリットかと思います。

そしてこれはマーベリックエクセレントの質感なのかチオグリコール酸システアミンの質感なのかわかりませんが、質感はとてもいいです。※使っている原料の質がとてもいいため読めない

デメリットはやはり薬剤スペックの幅が少ないところ、せっかくのチオグリコール酸システアミンなので単体で使っていかないと勿体無いところですが、この2種のスペックでは対応できる施術はそこまで広くはない。

 

【4】まとめ

新還元剤チオグリコール酸システアミンの登場に興奮を隠せませんが、まだ登場して間もないので情報も少なく今回の記事も個人的見解強めなので正確さは不明ですが、少ない情報の中の一つになればと思い書いてみました。

チオ乳酸のような少しマニアックな立ち位置になるのかチオやシスアミを抜き去って、王道還元剤になるのか今後の動向から目が離せません。

システアミンの残臭問題はかなり大きいと思うので、それを解消できるのは大きなメリットではあると思うので今後もチオグリコール酸システアミンの商材をどんどん出して欲しいです。

関連動画

実際にマーベリック エクセレント 1Nを使っている施術動画になります。

興味のある方はぜひご覧ください。

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