今回はエアウェーブのまとめ記事を作成していきたいと思います。
名前こそ聞いたことはあるけど、実際にエアウェーブをかけたことのあるお客様も少ないです。そもそもエアウェーブをかけられるサロンは2019年の現状ではかなり少なく全国でも10%ほどらしいです。
僕のサロンはエアウェーブ対応なので今回、実際に施術できるという信頼性のもとまとめていきたいと思います。
【1】エアウェーブとは?
クリープとガラス化をおこなうことのできるパーマです。
クリープとは、髪の毛が濡れている状態で加温を加えることでコルテックスの交換反応を使って髪の毛に負担を少なく還元していく手法。
クリープについて詳しくはこちら
①ガラス化とは、2剤前に髪の毛に55度以上の熱を加えタンパク質を硬化させてカールの持続性を持たせる工程です。
②熱を加えることで、髪の毛はウエット状態から乾燥状態になり乾燥した髪に2剤をつけることで酸化させるとともにパーマ剤ではかからない水素結合にもカールの形状を形成することができるのでウエット時とドライ時のウェーブギャップを少なくすることができる。
デジタルパーマは①、②ですが、エアウェーブのガラス化は②のみ、55度以上の熱を与えることができないため。
ガラス化について詳しくは
【2】エアウェーブのメリット・デメリット
メリット
・外的な施術工程の割合が強いため薬剤が弱くてもリッジが出やすい
・リッジが出づらい髪質(細毛 / 軟毛)に対してのアプローチがしやすい
・ウェット時とドライ時のウェーブギャップが少ない
・質感が他のパーマには出せない(ふわふわした感じ)
・施術工程が多いため細かい施術調整ができる
・単価が上がる
デメリット
・時間がかかる
・コストがかかる(お客様)
・初期導入にお金がかかる
・お客様に負担がかかる(マシンが窮屈)
個人的な感覚ですが、エアウェーブのふんわりとした質感はコールドや、クリープで本当はパーマがかかっているけどダレてしまって見えないパーマが水素結合をすることによって出てるんではないかなと思います。
【3】小ワザ
クリープパーマからの擬似エアウェーブへのシフト
クリープパーマの施術予定で、クリープが終わってもまだパーマのかかりが心配な場合はそのまま通常のロッドでいいのでドライヤーで乾燥させてから2剤をつければ、水素結合へのアプローチができることになるので心配な時に使えます。
または、エアウェーブの機械がないサロンでも擬似エアウェーブとして使える技なので初めからエアウェーブのつもりで狙っていって面白いかもしれません。
【4】まとめ
・髪質によってはまだまだ使える
・しかし最近は還元値の高いハイブリット処方の薬剤が多く出ているため、
リッジが出ないことが少ないので出番が減ってきている
・エアウェーブにしか出せない質感があるので根強いファンもいる
いつもパーマをかけられるお客様にパーマの幅としてかけさせてもらうのもいいと思います。
以上が2019年エアウェーブのまとめになります。
最後までご覧いただきありがとうございました。