今回はビビり直しについて施術方法を解説していきたいと思います。
ビビり直しを推奨する内容ではないです。
いざという時に情報として入れて置くと使えることがあるかもしれません。
【1】必要なもの
- 低分子〜高分子までケラチンの処理剤
- ウェット毛に通せるアイロン(ゴムカバーでも可)
- 微還元の処理剤
【2】施術方法
《ビビっている箇所にケラチン系の前処理剤を塗布》
《100度以下のウェット毛に使えるアイロンでアイロンスルー》
※推奨は70度くらい
《微還元の還元剤を塗布》
放置タイムは髪の状態による。
2〜3分でやばくなることもあると思います。
《水洗》
《ノンテンションドライ》
《アイロンワーク》
通常より少し温度は低くていいかもしれません。
《2剤》
ブロム酸がいいような気がしますが、お好みで。
【3】施術ポイント
はじめにケラチンの処理剤を使うことが最大のポイント。
濃度が高い方がいいです。
低分子→中分子→高分子など3種類くらいつけてビビっている部分をケラチンで埋めるくらいの気持ちで前処理して置くといいと思います。
今回のビビり直しはこのケラチンをアイロンでタンパク変性(ガラス転移)させることが重要です。
そのために前処理後に100度以下のアイロンを通します。
これによって擬似的に芯を作りそこに微還元で縮毛矯正をかけます。
【4】薬剤選定
微還元がいいです。
MAX還元値2くらいでいいのではないかと思います。
ノンアルカリ、微アルカリが推奨です。
還元剤はシステイン、チオグリセリンがいいと思います。
ここでのポイントは
アルカリでのビビりはアルカリ還元剤
酸性のビビりは酸性還元剤
がいいと思います。
酸性のビビりの方がなおる確率は低いと思います。
アルカリダメージより酸性ダメージの方がやばいためです。
【5】まとめ
今回は最新のビビり直しについてまとめてみました。
個人的のは一度ビビってしまった髪の毛を戻すことはできないと思うので、ビビり直しは推奨しませんがもしかしたら必要としているお客様がいるかもしれないので頭の片隅には入れておいてもいいかもしれません。