今回は最近思いついたデジタルパーマの還元をしすぎてしまったときの対処方を解説していきたいと思います。
自分でいうのもあれですがこの技はめちゃくちゃ使えると思います。
このブログを読んだ後に
- デジタルパーマを軟化しすぎてしまったときの対処方がわかる
- デジタルパーマの失敗を減らせる
パーマがかからない失敗は掛け直しが効きますが、かかりすぎはなかなかバックアップが難しいです。
万が一
「デジタルパーマを軟化しすぎてしまった。」
そんなときにぜひ使ってみてください。
【1】デジタルパーマの軟化テスト
まずはじめにかかりすぎの定義としていつもの軟化テストを基準にします。
縮毛矯正毛にデジタルパーマ
軟化テスト
✅薬剤スペック
シスアミ
シス10%
アミノ酸クリーム10%
還元値は5くらいですがシステインを使った5なので実質4くらい
アミノ酸クリームは減力と質感調整で入れています
縮毛矯正毛にデジタルパーマをする時のポイントまとめました↓https://t.co/tc2AaQzPZd pic.twitter.com/QsDkz00gUk— 森 正臣@超パーマ美容師 (@mori_cura) June 4, 2019
これくらいが僕の中ではベストです。
しかしテストで巻いたロッド以上のカール感になってしまった場合は、軟化しすぎです。
縮毛矯正毛にデジタルパーマの施術をするときに起こりがちです。
もしそうなってしまったときにどうしたらいいのか?
2パターン用意しました。
【2】ストレートに戻す
これが一番安全です。
軟化テストでかかりが強すぎる場合は、すぐに水洗をしてデジタルパーマのロッドを巻かずにそのまま2剤をつけてなかったことにする。
アイロンを入れて縮毛矯正して綺麗に質感を整えるのも有効です。
もちろんお客さまへの説明は必須です。
了承いただけたらというのが大前提になりますがグリグリのドリルパーマになるよりは、はるかにマシなはずです。
【3】クリープまでやってみる
これは
・かかりすぎの失敗
・かかるかかからないか心配なとき
にも使える技です。
巻くのは1本のみです。
入れる予定のクリープのタイム、施術予定の構成を1本だけで試します。
軟化しすぎの場合は、狙ったロッドよりも2段くらい大きいロッドを使います。
かかりが心配な場合は、予定通りのミリ数で1本だけクリープを当てる。
テストクリープを入れ終わってアウトします、
軟化しすぎの場合
ドリルになっていない / 大丈夫そうであれば他を構成通り巻いてクリープを同じ時間入れ直してガラス化からテストで巻いた1本のロッドを合流させれば様子をみながらデジタルパーマできます。
ドリルになってしまった場合は、【2】ようにストレートにするしかありません。
かかりが心配な場合
ロッドをアウトしてかかって入ればそのまま巻いていないところを施術していきます。
クリープ終了時でパーマが全然かかっていない場合、ここからどう頑張っても挽回は難しいです。
1剤塗布から施術し直した方がいいです。
【4】まとめ
デジタルパーマで怖い失敗、軟化しすぎ。
縮毛矯正をしている髪の毛、実はブリーチしていた。
そんなときには無理せずストレートにする。
挑戦していきたい場合は、クリープまでテストすることで対処できるようになる確率はグッと上がります。
そもそものカウンセリングと毛髪診断である程度は避けられると思いますが、いざというときに覚えておくとデジタルパーマでの失敗を防げると思います。