しばらく酸熱トリートメントに触ってみてブリーチ毛への施術に思うところがあったのでまとめていきたいと思います。
あくまでも僕の実体験に基づく仮説なので参考までに。
読んでほしい方
- 酸熱トリートメントを導入している方
- ブリーチ毛に酸熱トリートメントで失敗してしまった
- 酸熱トリートメントに興味がある
【1】ブリーチ毛への酸熱トリートメントの効きが悪い気がする
ブリーチ毛への酸熱トリートメントの施術で効きが弱く感じます。
僕なりの考えとしては
- pHが高い(アルカリに振られているから)
- 濃度が足りない
こんな感じに仮説を立ててみました。
【2】pHが高い
ブリーチ毛は基本的にはアルカリ性に振られていることが多く。
仮に施術したいブリーチ毛のpHが8くらいだとしたら、pH2.5とかの酸熱剤でもpH5くらいでの施術になりそうな気がするので、酸熱トリートメントの有効pHで施術ができていないのではないかと思っています。
【3】酸剤の濃度が足りない
ブリーチ毛への酸熱トリートメントの施術は慎重になってしまい、いままではかなり薄めて施術していました。
効果が薄いことがあったのであるとき濃度高めで施術しました。
ダメージは変わらないものの、効果もあまり変わらず。
ブリーチ毛への酸熱トリートメントの効果は濃度の影響はそこまでなさそうです。
僕の体感では酸剤の濃度は仕上がりの持ちに影響を与える割合が大きいように考えています。
・濃度高い→持つ
・濃度低い→持ちづらい
個人的にはこんな印象です。
仕上がりはアイロンを入れてしまうので、濃度の差による仕上がりの差はあまり確認できてないです。
なかなか酸剤の濃度を公開しないメーカーさんが多いですが、教えてもらえるなら教えてもらった方がいいと思います。
【4】ブリーチ毛に酸熱の効果が弱い理由(仮説)
これはメーカーのケミカルな方に聞いた話ですが、もしブリーチ毛に酸熱の効果が弱いのだとしたら
パーマのようにブリーチによって酸熱が架橋できるアミノ基が破壊されて髪の毛に酸剤が架橋を作れるところが少ないのではないか?
現在はこれが一番有力な気がしています。
【5】ブリーチ毛に酸熱を施術する時のまとめ
ブリーチ毛への酸熱トリートメントの施術は通常より効果が薄い場合も多くあるので、無理して酸熱トリートメントでの施術に持っていく必要はないように思います。
もし施術する場合は効果が薄いかもしれないということを説明して、質感のよくなるトリートメントでフィニッシュがおすすめです。