今回はニッチな内容に絞って解説ブログ書いていきます。
縮毛矯正上級者の方にとっては当たり前のことかもしれませんが、初級者の方には役立つ内容になると思います。
【1】そもそも捻転毛ってなに?
クセ毛には大きく分けて、
捻転毛、波状毛、縮毛、球状毛(連珠毛)の四種類があります。
テキストで表現するなら
- ふわふわしたクセ
- ボリュームがでる
そんなところでしょうか?
捻転毛は少しポイントを絞っていかないと綺麗に伸ばしきれないというところがあります。
そんなポイントを次項から解説していきます。
捻転毛への縮毛矯正のアプローチについて解説する動画でも撮ろうかな🤔 pic.twitter.com/rWlL4TWC4Z
— 森 正臣@超パーマ美容師 (@mori_cura) April 23, 2020
ウェット時なのでわかりづらいかもしれませんが捻転毛のお客様のビフォアーです。
【2】捻転毛に有効な還元剤
通常の縮毛矯正ではチオかシステアミンをベースに薬剤選定をしていくと思いますが、還元剤の相性はシステインが一番相性がいいと言われています。
なので対象となる髪の毛の捻転毛の割合に合わせて縮毛矯正の1剤のシスの割合をコントロールすることが望ましいです。
【3】1剤でシステインを使う時の注意点
リキットでパーマをかける場合でない限りはシスをメインに施術をしていくことは、少ないと思います。
シスを使う時の注意点は、分子量が大きいためチオ換算(総還元)での数値より薬剤が効きにくい側面があります。
イメージ
- システインのチオ換算6は4.5〜5くらい(森的な感覚)
還元値をジャストで合わせてすぎると弱いこともあるので注意が必要です。
【4】捻転毛=細毛?
捻転毛に多いことですが比較的髪質は細いことが多いです。
細毛=コルテックスが少ない
というのが一般的です。
細毛というのはコルテックスの割合が少ないためシスチン結合以外の結合も受けやすくなります。
他結合:水素、塩(イオン)、ペプチド
特に縮毛矯正での施術関わってくるのは水素結合です。
水素結合の影響を受けるのは、1剤水洗後ドライ時にクセが戻りやすいということです。
なのでなるべくフルウェットでツインブラシやブローに入った方がいいです。
【5】捻転毛への縮毛矯正の施術ポイントまとめ
- システインを使う
- 還元値を少し高めに設定
- 1剤水洗後はウェットドライがおすすめ
最後に1剤選定のイメージ
・80%波状毛
・20%捻転毛
の条件の場合は
チオ:シスアミ:シス
3: 1 :20%
とかでやりますね。
もちろん還元値とアルカリ度はクセの強さとアンダートーンに合わせます。
システインの薬剤があれば次の施術から再現可能かと思います。
参考になれば幸いです。
アフター
思ったら即行動。
今回はブログ→YouTubeでいきます。
先にブログを更新。
🔽捻転毛への縮毛矯正アプローチの3つのポイント
→https://t.co/NwGyBg8rcDこれから動画をとって今日の20:00UPします。
↓さっきの動画の仕上がりです。 pic.twitter.com/aer7DdM6QU
— 森 正臣@超パーマ美容師 (@mori_cura) April 23, 2020
解説動画