【祝バズ】令和のクオラインレシピ3選!サロンワークベースで解説します。

今回はInstagramでバズった「令和のクオラインレシピ3選」について、ケミカル目線で解説していこうと思います。

※医薬部外品と化粧品のミックスを含む、完全に個人の提案です。あくまでも自己責任のエンターテインメントとしてご覧ください。

このブログを読んだ後に

・縮毛矯正/デジパ/毛先の伸ばし直しの3レシピの中身がわかる

・「なぜ混ぜるのか」を還元剤の種類とpHから説明できる

・レシピを自分のサロンワークに合わせて調整できる

【1】レシピ3選まとめ

結論からお伝えすると、レシピはこの3つです。

令和のクオラインレシピ3選

  • 縮毛矯正:250(80%)+110(20%)
  • デジタルパーマ:130(70%)+アジャスト0(30%)
  • 毛先の伸ばし直し:110(70%)+80(30%)

共通の考え方は、
「S1・S2のダブルアタック」と「pHで出力をコントロールする」

この2つです。

ここから1つずつ解説していきます。

【2】縮毛矯正:250(80%)+110(20%)

ベースは250です。

理由はストライクゾーンの広さ。

カラー毛から硬めの髪まで対応範囲が一番広く、実際のサロンワークでは280より出番が多いと思っています。

ここに110を最大20%だけミックスします。

  • 250 → チオ系(S1側のSS結合を切るのが得意)
  • 110 → システアミン系(S2側のSS結合を切るのが得意)

S1とS2を同時に狙う“ダブルアタック”で切断効率を上げる

という狙いです。

250の還元剤濃度10%をなるべく落とさないよう、110は20%までに抑えます。

注意

細毛や10トーン前後の表面には強く出ることがあります。

強すぎる場合は110を30%まで上げるか、短時間の施術なら130(80%)+アジャスト0(20%)でも近いスペックになります。

【3】デジタルパーマ:130(70%)+アジャスト0(30%)

130単品(還元剤7%)のまま熱を入れると、
“かかりすぎてグリグリ”の失敗

が起きやすいです。

そこでアジャスト0(還元剤フリー・pH5くらいのクリーム)で薄めます。

比率は7:3が基本。

8:2でもいけるかもしれませんが、かかりすぎの失敗を避けたいなら7:3がいいと思います。

本来は100単品でもいいのですが、100を置いているサロンが少ないので代替レシピとして提案しています。

むしろ130+アジャスト0の方が質感が良く感じることもあります。

【4】毛先の伸ばし直し:110(70%)+80(30%)

繰り返しカラーしている毛先に、110単品は強すぎることがあります。

そこで80(還元剤5%)をあえてミックスします。

ポイントはpHです。

110のpH調整剤の力が強いので、混ぜるとpHは6.1〜6.2くらいまで下がります。
この低いpH領域では、80のチオはほぼ働かなくなります。

結果的にシステアミン(110由来)がメインで効き、チオ(80由来)は表面だけに浸透するイメージ。

“あえて働かせない”設計のレシピです。

「スペックと実際の効き方のズレ」については»実効還元力の記事で詳しく解説してるよ!

【5】共通の注意点

  • ラベルのpHは「還元剤が得意な領域」に合わせた設計
  • ミックス後のpHはあくまで予想値
  • ±0.5くらいのズレなら放置時間2〜3分の調整でカバーできる

ラベルのpHを大きく外す使い方(クエン酸でpH5まで下げる等)をすると、表示濃度通りには効かなくなるので注意です。

注意

顔まわりは0.5のズレが命取りになり得ます。他の部位と同列に扱わないでください。

【6】よくある質問

Q.このレシピは他のメーカーの薬剤でも再現できる?

クオライン(アリミノさん)前提の設計です。

他ブランドは還元剤の種類とpH設計が違うので、数字だけ真似すると別物になります。

Q.医薬部外品と化粧品を混ぜても大丈夫?

公式の使い方ではないので、完全に自己判断・自己責任でお願いします。

カラー剤のミックスと同じで、業界では広く行われている手法ではあります。

Q.レシピ通りに使ったのに強く出た(弱かった)のはなぜ?

髪質・部位差が原因のことが多いです。

レシピは出発点として、放置時間の管理と薬剤追加で目の前の髪に合わせて調整してください。

【7】まとめ

  • 縮毛矯正は250×110で“広く強く”
  • デジパは130×アジャスト0で“かかりすぎ防止”
  • 毛先は110×80で“pHで出力を絞る”
  • レシピは“出発点”。最後は目の前の髪に合わせて時間で調整

レシピを覚えることよりも、
「なぜこの組み合わせなのか」を説明できるようになること

の方が大事だと思っています。

大切なお客様に喜んでもらうための参考になれば幸いです!

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