今回のテーマは、クオラインの定番「130」と、後発の「110」。
結局どっちが“最強”なの?
スペックが似てるからこそ迷うこの2剤を、実装から半年使った体感として整理します。
先に言っておくと、これは単なるスペック比較ではありません。
スペックが似ていても、薬の“性格”は別物です。
結論:130と110は「かなり違う薬」
動画の結論を一言でまとめるなら、
「同じスペックに見えるけど、動き方が違いすぎる」
です。
pH以外はそっくりに見えるので、
「どっちか1本でよくない?」
「110は酸性寄りで安全そう」
と思われがちですが、そこが落とし穴になりやすい。
違いは「実効還元力」と「pHの挙動」
今回のポイントはここ。
・スペック表の還元剤や%が同じでも、実際の還元の進み方は変わる
・その差を作っているのが、処理剤設計やバッファ(緩衝)っぽい部分
つまり、判断軸は
“表記スペック”ではなく、実際に髪に起きる反応(実効還元力)
という話です。
実効還元力については
130のスペックと“性格”
130の基本スペック
動画内の整理としては
pH:7.7
アルカリ剤:アルギニン+アンモニア
還元剤:システアミン
還元剤濃度:7%
ここだけ見ると、普通にパワーはあります。
130は「最初が高くて、徐々に下がる」設計っぽい
130の体感的な強みは、
「思ったより行き過ぎない」
「失敗しづらい」
この理由を動画では、
塗布後にpHが徐々に下がっていく設計(個性)なんじゃないか
と表現しています。
もちろん中の人ではないので断定はできませんが、現場の体感として
初動は効く
でも暴れにくい
結果、扱いやすい
という “ブレーキが効く薬” の立ち位置になっている。
だから130は人気が出たし、超える商材が少ない、という印象です。
110のスペックと“性格”
110の基本スペック
pH:6.0
還元剤:システアミン+システイン(表記上)
還元剤濃度:7%
数字だけ見ると、130とほぼ同じ。
pHが低いぶん「酸性寄りで安全そう」に見えます。
110は「pHが変わりにくい」設計っぽい
動画で一番重要なのがここ。
110は、バッファ(緩衝)っぽい設計が強くて、
他剤を混ぜても、pHが6.0付近から動きにくい
良くも悪くも“ずっと同じテンション”で推移する
という個性があるんじゃないか、という予想です。
この個性が何を生むかというと、
時間を長く置くと、130より強く感じる可能性がある
という話になります。
110の注意点:「置いたら事故る」リスク
ここは強めに言っておきます。
110を、
「酸性寄りだから放置しても安心」
「動かなそうだから長めに置こう」
このテンションで使うと、事故りやすい可能性がある。
理由はシンプルで、
pHが動かない=還元の勢いが落ちにくい
結果、置けば置くほど進む
という挙動が想定できるから。
もちろんGMTやスピエラよりはマイルドな領域の話ですが、
“同じクオラインでも、110は時間の設計を間違えると危ない”
かもね!という話です。
成分表の違いに触れる:システインはどれくらい入ってる?
動画内では、成分表の並び順にも触れています。
130は、システインが比較的上の方にある
110は、システインがかなり後ろの方にある(相当後ろ)
代わりに、アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウムがシステインより前にある
ここで言いたいこと:表記スペックは同じでも“中身の設計が違う”
成分の並びから推測できるのは、
「同じ7%でも、還元の組み立てが違う可能性が高い」
ということ。
これが、さっきの
実効還元力の差
動き方(時間の耐性)の差
につながっているんじゃないか、という整理です。
結論:最強はどっち?
この動画の温度感に合わせてまとめるなら、
「結局、130がいい」
です。
ただしこれは、
110が悪い、という意味ではなく
“設計を理解せずに扱うなら、130の方が安全で強い”
という意味。
使い分けの雑な目安
・130:失敗しづらい。暴れにくい。迷ったらこっち。
・110:pHの安定が武器にもリスクにもなる。時間設計を外すと怖い。
そして一番伝えたいのは
スペック表だけでジャッジするのは危ない
ということです。

