今回のテーマは、
「オキシとブロム、結局どう使い分けるのが正解なのか?」
縮毛矯正やパーマの2剤って、
なんとなく“メーカーで揃える”とか“昔の感覚”で使っている方も多いと思います。
ただ最近は、
・還元だけでなく「酸化」の精度
・質感コントロール
・持ち(再結合効率)
ここがかなり重要になってきています。
この記事では、
サロンワークベースでのリアルな使い分けを解説します。
オキシとブロムの違い
まず前提として、
・オキシ(過酸化水素)
・ブロム(臭素酸ナトリウム)
どちらも「酸化剤」ですが、
仕上がりの質感が明確に違います。
質感の違い
・オキシ → 柔らかく仕上がる
・ブロム → ハリ・コシが出る
これはかなり体感でも分かるレベルです。
なので、
質感で選ぶ
これがまず基本になります。
昔の考え方 vs 今の考え方
以前よく言われていたのが、
・アルカリ施術 → オキシ
・酸性施術 → ブロム
というシンプルな使い分け。
これは間違いではないですが、
今はもう少し踏み込んだ考え方が主流です。
今は「酸化効率」で考える
重要なのは、
どれだけ効率よくSS結合を再結合できるか
です。
例えば、
・10切った結合を5しか戻せない → 戻りやすい
・8戻せる → 持ちが良い
つまり、
2剤の選び方=持ちと安定性に直結
します。
令和版の使い分け(実践)
ここが一番重要です。
① アルカリ・中性1剤の場合
→ バッファー力のあるオキシを使う
理由:
・pHのブレを抑える
・酸化効率が安定する
最近だと、
・低pH設計
・ケラチン入り
みたいなオキシがここに該当します。
② 酸性1剤+オキシの場合
→ 条件付きで使う
ポイントは、
・pHを5.5〜7程度に調整
・濃度は低め(約2%)
そのまま使うと効率が悪いので注意です。
③ 酸性1剤+ブロム
→ かなり相性がいい
・濃度:約10%
・pH:約6.5
このあたりが目安。
酸性領域ではブロムの方が
安定して酸化しやすいです。
④ アルカリ1剤+ブロム
→ 正直、効率は良くない
使うなら
・濃度高め(約8%)
・pH高め
ただし、
理論的にはベストではないという立ち位置。
濃度問題(正解は一つじゃない)
ここはかなり議論があるポイントです。
・「濃度は高い方がいい派」
・「低濃度で十分派」
実際は、
そこまで劇的な差は出ないというのが現場の感覚です。
なので、
・自分のサロン
・使っている薬剤
・仕上がりの好み
ここで最適化すればOKです。
実は一番大事なポイント
酸化は「持ち」と「戻り」に直結する
・縮毛矯正 → 戻りに影響
・パーマ → カールの持ちに影響
ここを軽視すると、
「なんかすぐ戻る」施術になります。
逆にここを押さえると、
同じ薬剤でも仕上がりの安定感が変わる
ので、かなり重要です。
サロンワーク的おすすめ
オキシ派なら
・バッファー系
・低pH設計
・ケラチン入り
こういうものが扱いやすいです。
ブロム派なら
・クリームタイプ推奨
理由:
水っぽいと余計に濡らしすぎる
特に細毛の場合、
・水分過多
・アイロンで作った構造が崩れる
このリスクがあるので、
クリームの方がコントロールしやすいです。
まとめ
・オキシは柔らかい、ブロムはハリコシ
・今は「pHと酸化効率」で選ぶ時代
・酸化は持ち・戻りに直結する
・正解は1つじゃなくサロン最適化が重要
つまり、
「2剤=ただの固定」ではなく、仕上がりを決める工程
ここを理解しておくと、
ワンランク上の施術になります。
